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Ubuntu18.04にデフォルトのWineを入れた時にダブルクリックでEXEを起動できるようにする

Wineをインストールした後に、何も考えずにGUIから.exeファイルをダブルクリックするとアーカイブマネージャーが起動すると思う。
これはNautilusでダブルクリックの既定アプリケーションにWineを選択すれば起動できるようになる。

しかし、Ubuntu18.04でWineHQとかでないデフォルトのリポジトリからWineを以下のようにインストールすると、デスクトップ環境向けの設定ファイル(wine.desktop)が入っていないため、そのままでは選択できない。

#インストール先が64bit版OSの場合
sudo apt install wine64

#インストール先が32bit版OSの場合
sudo apt install wine32

なので、手動でファイルを入れる。

#すべてのユーザで選択できるようにしたい時
sudo curl -o /usr/share/applications/wine.desktop https://raw.githubusercontent.com/wine-mirror/wine/5c2d6211f6590d3856dc9188593b3d3597c8b441/loader/wine.desktop
#現在のユーザのみで選択できるようにしたい時
curl -o ~/.local/share/applications/wine.desktop https://raw.githubusercontent.com/wine-mirror/wine/5c2d6211f6590d3856dc9188593b3d3597c8b441/loader/wine.desktop

GUIで.exeのファイルのプロパティを開く。

「開き方」タブから「Wine ~」アプリケーションを選択して「追加」ボタンをクリック。

これで.exeをダブルクリックすればwineで起動するはず。


vpsbenchスクリプトで超手軽にVPS上のDebian/Ubuntuのベンチマークを取得

タイトルでVPSって書いたけど、OSさえ対応してればIaaSでも自宅サーバでも当然動く。

何箇所かVPSサービスを使っているためスペックの確認方法も色々と考えてやっていたのですが、このスクリプトで大抵は事足りるため最近は新しいサービスを始める時にとりあえずこれを動かしています。

動作要件

大前提としてサーバからインターネットへ接続可能である必要があります。

編集時点で以下のOSで確認済みとなっていました。

  • Debian 6
  • Debian 7
  • Debian 8
  • Ubuntu 10.04 LTS
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 14.04 LTS

私が試した限りではUbuntu 16.04ではswapの大きさ部分がfreeコマンドの仕様変更でうまく表示できない以外、動いているようにみえます。

また、以下のパッケージが必要です。(ほとんどの場合、インストール済みかと思われます)

  • time
  • bzip2

インストールする場合

sudo apt-get install time bzip2

実行方法

bash <(wget --no-check-certificate -O - https://raw.github.com/mgutz/vpsbench/master/vpsbench)

これだけ。
特定の要素だけ実行したい場合など、詳しいオプションは以下を確認。
https://github.com/mgutz/vpsbench

ベンチマーク取得結果の例

VPSを確認する時必要そうなものが見れる。

CPU model:  Intel Core Processor (Skylake)
Number of cores: 1
CPU frequency:  2399.998 MHz
Total amount of RAM: 985 MB
Total amount of swap:  MB
System uptime:   7 min,
I/O speed:  300 MB/s
Bzip 25MB: 6.34s
Download 100MB file: 107MB/s

Ubuntu16.04の輻輳制御はデフォルトとBBRでどのくらい速度が違うのか比較

前置き

デフォルト設定のサーバとBBR設定済みのサーバを用意して、クライアントからサーバへアクセスしてファイルをダウンロードした時のダウンロード速度の比較です。
実際に使いそうな環境でBBRに変えた場合に、pingの違うサーバでどの程度の効果があるのか確認したかったので試してみました。
とはいえ環境や回線の混み具合で結果が大幅に変わるガバガバな測定方法なので、決して当てにしてはいけない数値です。
あと測定方法は以下のPowerShellスクリプトを参考にしたのですが、これも信用できるかよく分かっていないです。
PowerShell: Measuring Download Speeds – Trevor Sullivan’s Tech Room

測定環境

サーバ

  • OS : Ubuntu 16.04.4
  • kernel : 4.13.0-36-generic
  • 場所 : 東京、シアトル、パリ (VultrのVPSをそれぞれの場所のデータセンターに構築)
  • HTTPサーバ : Apache2
  • sysctlの設定
    設定 デフォルト BBR
    net.core.default_qdisc pfifo_fast fq
    net.ipv4.tcp_congestion_control cubic bbr

クライアント

  • OS : Windows10
  • 場所 : 日本国内
  • 回線 : FLETS光

測定方法

  • 東京、シアトル、パリの3箇所に1GBのテストデータを置いたHTTPアクセス可能なサーバを構築。
  • サーバの輻輳制御アルゴリズムはデフォルト(cubic)とBBRの2つ。
  • クライアントからテストデータをダウンロードした際のダウンロードファイルのサイズを測定。

測定結果

東京に構築したサーバ

  • Ping平均 : 6ms
デフォルト(cubic) BBR
平均速度(3回試行) 19.12MB/sec 65.45MB/sec
平均完了時間(3回試行) 50秒 15秒

シアトルに構築したサーバ

  • Ping平均 : 99ms
デフォルト(cubic) BBR
平均速度(3回試行) 6.01MB/sec 22.62MB/sec
平均完了時間(3回試行) 2分38秒 42秒

パリに構築したサーバ

  • Ping平均 : 231ms
デフォルト(cubic) BBR
平均速度(3回試行) 2.93MB/sec 9.81MB/sec
平均完了時間(3回試行) 5分25秒 1分38秒

所感

実施前は速くなったとしても数%程度だと思っていたので、正直なところ測定ミスを疑って同じ手順で2回やってみています。
BBRの速度はグラフで見ると天井に張り付くような形で推移しており、特にpingの大きいパリの結果で顕著です。回線速度の上限までうまく使っているということなのかな?

どうにしろ、速度が欲しくてOSをチューニングする場合には、試すべき一手と言えそうです。


Ubuntu 16.04に新しいカーネルをインストールしてBBRを使用する

BBRとは

Linuxカーネルの4.9からGoogleが開発したBBRというアルゴリズムを通信に使えるらしい。
古いアルゴリズムと比べてTCPの転送速度が早くなるらしい。なら使わなきゃ損でしょ。
でもUbuntu 16.04のデフォルトのカーネルは古くて対応してないので、新しいものを入れてBBRの設定もする手順を残しておく。
Ubuntu 18.04ならカーネルが4.15らしいので設定するだけで使えそう。もしかするとデフォルトでオンになるかもしれないけど。

確認環境

  • OS : Ubuntu 16.04.3

新しいカーネルのインストール

カーネルパッケージの一覧を確認

apt-cache search linux-generic

以下のように表示される

~~~
linux-image-4.13.0-32-generic - Linux kernel image for version 4.13.0 on 64 bit x86 SMP
~~~

特にこだわりはないので例では確認時点の最新版(linux-image-4.13.0-32-generic)をインストール

sudo apt install linux-image-4.13.0-32-generic

BBRの有効化

「/etc/sysctl.d/10-custom-kernel-bbr.conf」ファイルを作成

sudo vi /etc/sysctl.d/10-custom-kernel-bbr.conf
#以下を記述して保存
---
net.core.default_qdisc=fq
net.ipv4.tcp_congestion_control=bbr
---

カーネルの有効化も兼ねて再起動

sudo reboot

BBRの設定を確認

sysctl net.core.default_qdisc
sysctl net.ipv4.tcp_congestion_control

---
#こうなる
$ sysctl net.core.default_qdisc
net.core.default_qdisc = fq
$ sysctl net.ipv4.tcp_congestion_control
net.ipv4.tcp_congestion_control = bbr
---

これで設定完了。

時間ができたら実測してみた値とかまとめたい。