自分でサーバを用意した中にセットアップする[セルフホスト型]のRSSリーダーはセットアップ方法以外の情報が少ないことが気になってました。
なのでなんとなくスクショと特徴をまとめてみることにしました。
Tiny Tiny RSS
公式 : Tiny Tiny RSS
リポジトリ : https://git.tt-rss.org/git/tt-rss
セルフホスト型RSSリーダーの中では一番ポピュラーで情報が多いといっても過言ではないプロジェクト。よく「ttrss」とか「tt-rss」みたいに略される。
gitへのコミットが頻繁なので今後の更新も楽しみ。
必要環境
参考 : https://git.tt-rss.org/fox/tt-rss/wiki
- PHP バージョン 5.6以上
- PostgreSQL(9.1以上) または MySQL – InnoDBであること
レンタルサーバでも大抵は用意されている環境ですね。
セットアップ難易度
参考 : https://git.tt-rss.org/fox/tt-rss/wiki/InstallationNotes
細かい設定がWeb画面から出来るようまとまっている分、初期セットアップはやることが少なく簡単になっている印象です。
参考元ではgitでcloneしてますが、ファイルをFTPでアップロードしてもほぼ同じだと思われます。
ディレクトリのアクセス権限を適切に設定した後であれば、「http://サーバ名/tt-rss/install/」にアクセスして必要事項を入力するだけでコンフィグファイルを自動生成してくれるので、テキストエディタで編集する必要もありません。
ログイン画面
プロファイルが何なのかよく分かってません。
SSLクライアント認証がユーザ毎の設定で可能なため、この画面スキップすることも出来るようです。
フィードの表示
古参のプロジェクトですが外観の更新が頻繁に行われているため、モダンな印象の見た目になっています。
テーマの変更に対応しており、公式以外からも複数種類公開されています。
モバイル親和性
スマホWebブラウザからのアクセス
そのままだとスマホの縦画面で表示が崩れるため、アプリからのアクセスがほぼ必須です。未検証ですがテーマの変更で解決できるかもしれない。
スマホアプリからのアクセス
Androidのみ公式アプリがあり、有料(試用期間あり)ですが評価は高く実際使いやすかったです。
公式アプリ以外にもiPhone/Android共に無料のサードパーティ製互換アプリが複数あるため、そちらでの利用も可能だと思われます。
また、プラグインによりFever API互換のクライアントも使えるらしいです。
検索
フィードを文字列などの条件で絞り込み検索することができます。
フィードの登録と編集
フィードURIを入力するとタイトルやサイトURLを自動取得してくれます。
編集画面からタイトルの変更や細かい設定もできますが、特に取得元によってフィードの取得間隔を個別設定できるのはこのプロジェクト特有の機能かと思われます。
設定項目
ほとんどの設定がWebブラウザから可能で、フィードの更新間隔すら変更可能なのはこのプロジェクトの特筆できる強みだと思います。(当然cronやSystemdによる事前設定は必要ですが…)
フィルター設定 – 特定条件に当てはまるフィードを処理する。
ラベル設定 – カテゴリとは別にフィード配信元を分別できる。
ユーザ設定 – TTRSSは複数ユーザで利用できるため管理ユーザが追加/削除などを行う。
フィードのインポート/エクスポート
OPML形式でのインポート/エクスポートに対応しています。
フィードの自動更新設定
Webブラウザで更新間隔を変えられることは前述しましたが、そのためにはサーバでの事前設定が必要です。
参考 : https://git.tt-rss.org/fox/tt-rss/wiki/UpdatingFeeds
ざっくりと説明すると以下のどちらかをCronやSystemdなどにより実施します。
- update.phpを一分毎に実行
- update_daemon2.phpをデーモンとして実行
プラグイン
参考 : https://git.tt-rss.org/fox/tt-rss/wiki/Plugins
コミュニティで様々なプラグインが開発されています。
TwitterやFacebookなどへの共有の追加や、フィードの修正など細かいところに手が届く感じですね。
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