selfoss
公式 : selfoss – the open source web based rss reader and multi source mashup aggregator
リポジトリ : https://github.com/SSilence/selfoss
セルフホスト型RSSリーダーとしてはめずらしくユーザが1つしか登録できず、その分、コードが軽量になっています。
また、TwitterやRedditなど、RSSフィード以外の情報を購読可能なところも特徴的です。
私は普段これを使用しています。
必要環境
参考 : https://selfoss.aditu.de/
- Apache
- mod_authz_core
- mod_rewrite
- mod_headers
- PHP 5.4 以上
- php-gd
- php-http
- php-curl(使用する機能によっては必要)
- php-mbstring(使用する機能によっては必要)
- MySQL 5.5.3 以上 または PostgreSQL または SQLite
HTTPサーバについては”nginx and lighttpd also possible”となっていますがapacheのmod_rewriteが前提条件なため、他のHTTPサーバではあまり動作が期待できません。
apacheとPHPの必要モジュールがあるため、自由に追加できないレンタルサーバのような環境の場合、事前にモジュールが揃っているか確認したほうが良いと思います。
セットアップ難易度
参考 : https://selfoss.aditu.de/
設定にはコンフィグファイル(config.ini)の編集が必要となります。ですがまったく設定しない場合でも、ログイン制限無しの状態で使用することは可能です。
ユーザのパスワード設定が独特で、以下のような手順が必要となります。
- コンフィグファイルの「salt」値を任意の文字列に変更
- Webブラウザから [http://(サーバ名)/selfoss/password]のようにパスワード作成画面へアクセス
- 取得したパスワードのハッシュをコンフィグファイルの 「password」値へ保存
ログイン画面
ユーザ設定をしなければこの画面をスキップすることも可能です。プライベートネットワークのみでの運用などで使えるかもしれません。

フィードの表示
設定変更がWebブラウザからほとんどできない分、シンプルな見た目です。
テーマの変更はできません。


モバイル親和性
スマホWebブラウザからのアクセス
レスポンシブに表示可能です。
フィード追加画面などもPCでの表示と変わらずアクセスできました。

スマホアプリからのアクセス
Androidアプリでは以下スクリーンショットのサードパーティのものが使いやすかったです。

検索
全文検索が可能です。
複雑な検索条件はできないようです。

フィードの登録と編集
タイトルやカテゴリは毎回、自分で入力しなければいけないので、ある程度自動化してくれる昨今のリーダーと比べると面倒です。
RSSから取得する以外にTwitter、tumblr、Reddit、Youtubeなどから直接、情報を取得することもできます。ただし、各サービスのアカウントやAPIキーの入力が必要となる場合もあるため、若干敷居が高いかもしれません。

設定項目
参考 : https://selfoss.aditu.de/
設定は全てコンフィグファイルから行います。
フィード表示の調節にもファイルの編集が必要となるため、使用開始後のしばらくは手間がかかるかもしれません。
フィードのインポート/エクスポート
OPML形式によるインポートとエクスポートが可能です。
RSSフィード以外(Twitterなど)を登録していた場合も出力はできますが、他のサービスではインポートできない可能性が高いです。

フィードの自動更新設定
Cron等で定期的に実行。
Web画面から手動で実行することも可能です。
プラグイン
情報の取得方法(spouts)を追加できます。ただし、公開されているものはあまりありません。
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